Friday 26 August 2011

福島へ帰省

4月ぶりに、いわきの実家に帰ってきた
奥飛騨はもう秋がはじまっていて、冬の準備にと荷物を取りに半日ばかり戻ってきた
先日、夏休みに父と母がこっちに遊びにきてくれたので、ふたりと一緒に過ごせて楽しかったけど、正直なところとても疲れている様子だった
私は、どうしても目に見えない放射能に怯えて暮らすことはとても不安だったので、たぶん、これからも暮らすという意味で戻ることはないと思います。
子供ができても、里帰りすることもできないだろうし。
それが私にとって正直な選択。
まだ人間にも身を守る本能ってちゃんと残っているんだと思う。
あれこれ、頭でかんがえなければ、だけど。
お金とか、誰かのためとか、世間体とか、プライドとか、、、
でも、放射能はほんとに空気じゃわからないし、その過去の出来事を思い出さなければ、前となにも変わらない生活ができるのも現状だと思いました。これがどのくらい後に、体にどんな影響がでるのか、、、チェルノブイリの実例を参考にすれば、とても恐ろしいこと。その可能性はあるということは子供をもつ親、これから子供を産み育てる世代は頭にいれておいた方が良いと私は思います。
それにしても、慣れ親しんだ我が家はとても落ち着くし、原発から40キロ以内のこの場所ではみんなマスクもしないし、窓も開けているし、残念だけどそれが現状だし、実際そうしなくちゃ、もっともっとストレスを溜め込んでしまうんだとおもう
このお米、この野菜、この果物、、どこへどう流通していくんだろう
新聞に、毎日の放射能指数がのっていたけど、毎日の数値を出したところで、蓄積指数をださないと、意味がないこと。
紫外線じゃないんだから、雨じゃないんだから、そういった表示はきっと無知な私たちをまたどこかで騙しているんだろうな。

がんばらなくちゃ、がんばらなくちゃ
そんな気持ちで溢れている故郷がとっても、疲れてて、息苦しく感じた
みんなの気持ちが穏やかになって、自分の平安を大切に、今日を生きて欲しいって思います
要は自分次第で未来は変えられるから、自分の心持ち次第。
今回の出来事はものすごい転機。
誰かのせいとか、誰かのためとか、他者に依存していたら、憎しみや苦しみばかり生むことになるから。

帰りに大好きな裏磐梯の五色沼によってきた
きれいな澄んだ水のなかに、生き生きと植物や鯉が澄んでいて、森もいきいきしてて、
みんなあるがままを受け入れているんだなって感じた
ごめんね、人間のせいでね
帰りにEarth Spiralの安珠さんともりさんのところにおじゃまして、久しぶりの素敵なパーマカルチャーハウスとみんなに癒されるのでした
大好きな人たち

ワゴンにぎゅーぎゅーに詰め込んだ家具たち、手伝ってくれた朝倉さんありがとう〜
さてようやく、心地いい部屋作り開始です