Saturday 20 November 2010

白鳥たち


今年も白鳥たち我が家の近くの河原へ遠くシベリアから来てくれました
いつも安めのパンを買ってあげていたけど、自分でも食べたくないものを安いからといってあげるのはいけないなと思って(だって結構添加物だから)、押し麦を買って、あげることにしました
あとは家のお米をこっそり持ってきたりして。

みんなお腹がすいているものだから、ごはんに魅かれて、期待して、集まる集まる。
興奮してみんなでバシャバシャするものだから、水が濁って、麦が見えなくなってる(笑)
白くて、くちばしだけ黄色くて、目がとっても澄んでて、かわいくて美しいのです。

白鳥たちを見ていたら、欲張るといったら、ごはんを食べるときや場所取り、ただそれだけ、裸で何も持たずに、今生きることと、子孫をつないでいくこと。ほんとそれだけを一生懸命している。

自分のことでいっぱいの欲張りの私
彼らをみていたら、なんだかシンプルに生きるということを気づかせてもらえました。

やっぱり、自然や動物と触れることは、自然に自分をつないでくれるんだ。


2日連続で、白鳥たちに会いにいくと、両日ともゴミ拾いをしているお姉さんに会いました。
話をきくと、鳥インフルエンザのことがニュースにでてから、本気で白鳥を守る人たちがいなくなってしまったそう。
草刈りをしたり、こうやってごみを拾ったり、ごはんをあげたり、できるだけ毎日きてやっているそう。
地区の人たちが草刈りをしてくれたけど、刈った草がそのままだから若い柔らかい草が生えてこなくて白鳥たちが食べられる食料が育たないの。だから熊手をもってきてきれいにしたの。
そう話してくれたこのお姉さんは白鳥なのかなと思った。

市も、「白鳥に餌をあげてはいけません」というルールをつくっているくらい。
だから白鳥の数も昔と比べたらすごく減っているのです。
私の小さい頃は学校で残ったパンを太陽に当ててからからにして、それをクラスみんなであげにいったりしたものです。
今は、ここに来る人もとても少なくなってしまっているみたい。なんだか人間の都合で悲しい。

また白鳥たちに会いにいってくるぞ。
久しぶりにWATARIDORI観ようかな。