Thursday 5 January 2012

冬の山小屋




12月30、31日 晴れ
今シーズンとってもお世話になった大好きな山小屋に遊びにいってきた
穂高平小屋といって、岐阜側の槍ヶ岳や奥穂高へいく途中にある味わいのある山小屋
お正月の数日だけ小屋をあけるので行ってきた

雪が降ってからここまで来るのは初めて、ちょっと不安だったので、この日のために前々からちょっと雪道歩きを練習してました
長靴を履いたり、かんじきを履いたり、スキーを履いたり、、、
それで一番気に入ったスキーをはいて登ってみました


久しぶりにすっごい晴れ
ずっと曇ったり雪だったりだったから、うれしくてうれしくて、
きれいな雪の世界、白い木の世界
うれしくて、楽しくて、わくわく、うきうき

ちょっとだけ小屋のおじさん水上さんとお喋りしてかえってこよう
と思っていったのですが、、、、結局楽しすぎてお泊りしてきました
毎年楽しみに来る常連のお客さんに、これから槍や奥穂を目指す山登りのプロのお客さん

久しぶりに丸太の山水&薪のお風呂に入らせてもらって、星もきれいで、薪ストーブもいい香りで、
至福のひとときなのでした
木でできているからかな?こじんまりとしているからかな?自然を愛する水上さんの魔法かな?とっても居心地がいい山小屋なのです

冬山って、すごい過酷だなー。だってここでさえ、夜更け前-13度だもの。
水上さんは小屋番をしながら、新穂高からのほとんどの登山道の整備(夏山の前に歩きやすいように笹を刈ったり、雪崩などで倒れた登山道の木や石を整えて道を治している)、営林署で働らいていたころは、長年北アルプスの山岳救助隊長もされていました
山を知り尽した方なので、言葉が少なくてもひとつひとつの言葉から学ぶことがいっぱいあります
とってもかっこいいおじさん
人としてほんとに尊敬できるお人
だから私は会いに行きたくなるんですね、知恵を分けてもらえるからかな?

山登りを始める前に、山での大切なことを、山を知り尽くした先輩たちから教えてもらえたお蔭で、軽い気持ちで山に入ってはいけないんだなとわかりました。
自分の命は自分で守るという意識で入ること
どんなことでも、その気持ちが大切なんだなって思いました

お正月は別に用事があったので町に降り、2日にまた登ってのんびりしてきました
でも、いろいろ学んだお正月でした