日のあたる縁側で、体いっぱい太陽を浴びて、あぐらをかいてごはんを食べる
この場所の冬の太陽って、ほんとに気持ちがいい
このお家の中で
ふとんの中でぬくぬくして起き上がる
朝みんなで緑茶をのむ
いってらっしゃいの見送りをする
庭の木々が風にゆらゆらゆれて、葉っぱがきらきら光ってる
鳥が鳴いている
風がこんなに気持ちがいい
大工さんがトントン家を作っている音がする
広々とした我が家の気持ちいいこと
家の中をほうきで掃除する、外ではなくて家の中で洗濯物を干す
ベランダから眺めていたいつもの景色
私の植えたユーカリの木やハーブたちがぐんぐん大きく育っている
いつも通っていた道を通ってみる
あの道を夕日の時間に通ってみる
家族の夕ご飯をいつものここでつくって待つ
この畳に座って、ストーブにあたって、大好きな家族とお喋りする、テレビをみる、みかんをたべる
そしてゆっくりお風呂に入って、おやすみなさいと言って眠りにつく
ここでまた家族と同じように過ごせること
いつもしていたこと
そんなあたり前だったことが、こんなに幸せなことだったなんて
放射能という見えないベールにかかっていても、同じように同じ生活ができることの幸せもわかる
だから、それでもここで暮らす人の気持ちもわかる
不安不安で外へ出ていった人の気持ちもわかる
批判する人の気持ちもわかる
でも、心に嘘をついている人の気持ちはわからないけれど
久々ここでの暮らしを楽しんでます
あ~幸せ~